発見

ディジタル電子・制御回路グループ

 主に,スイッチング・パワーコンバータの研究を行っています。スイッチング・パワーコンバータは,衛星用の電力変換器として開発されたものであり,小型・軽量・高効率という特長を活かして宇宙空間でのイオンエンジンや電気自動車等の移動体駆動用から高信頼性を要求される情報通信用電源, さらにTVやオーディオ等の一般の民生品のパワー部にまで広く使われています。そのため,CO2削減のためにはそれらの効率の改善の要求は避けては通れないものであり,この研究の重要性は増大しています。特に,その制御をディジタルで行うディジタル制御パワーコンバータは切り札的な存在であり,今後の発展への願望は非常に大きいものがあります。また,産業界からも多くの人材輩出の要望があっています。本研究室はこの分野の研究を長年手がけており,今後も優秀な高級技術者を育てたいと思っています。
 それらを踏まえて,本研究室では,移動体用のための高性能パワーコンバータ,情報通信用電源のためのディジタル制御パワーコンバータ等を対象に,アナログ電子回路,ディジタル電子回路および制御理論を駆使して,高速で高度な制御回路の作製と新しい制御方式の提唱やネットワーク化,さらには省エネ技術の開発を行うこと目的にしています。

AC-DC/DC-DCコンバータグループ

  • ディジタル制御によるDC-DCコンバータのソフトスタートの実現(詳しくはこちら)
  • 積分ゲイン切り替えによる省エネルギー型ディジタル制御DC-DCコンバータの開発(詳しくはこちら)
  • LLCコンバータのディジタル制御手法の開発
  • 新しいディジタル制御によるAC-DCコンバータの開発

 

スマートコントロールグループ


  • モデルを用いたディジタル制御DC-DCコンバータの開発
  • ニューラルネットワークを用いた知的ディジタル制御DC-DCコンバータの開発

センシング回路グループ


  • 新しい電流検出を用いたディジタル電流制御方式DC-DCコンバータの開発(詳しくはこちら)
  • 高速比例制御によるディジタル電流制御方式DC-DCコンバータの開発(詳しくはこちら)