黒川・丸田研究室では,従来,地球温暖化防止のためのCO2削減という観点から,そのためのキーとなる電力変換器やスイッチング電源の省エネルギーに努めてきました。一般に,その到達時期にはまだ若干の余裕があると考えられてきました。しかしながら,今回の災害の発生を契機に省エネルギーは即刻解決すべき重要課題となっています。本研究室では,この緊急の重要課題をディジタル制御技術を駆使してシステム内に点在する電力変換器やスイッチング電源の運用動作を自在に操るアクティブエネルギーマネージメントの視点から解決することを目指しています。
黒川・丸田研究室の正式な所属は,長崎大学大学院工学研究科のグリーンエネルギーを扱うことに特化した先進的な研究教育機関である5年一貫制博士課程のグリーンシステム創成科学専攻の次世代エネルギーシステム創成コースですが,同工学研究科(旧生産科学研究科)の博士前期課程の総合工学専攻電気電子工学コースや博士後期課程の生産システム工学専攻電気情報工学コース,工学部電気電子工学コース(旧工学部電気電子工学科)にも所属しています。
これらディジタル信号処理技術あるいはパワーエレクトロニクス技術の展開として
卒論だけで終わることなく,大学院博士前期課程(修士課程),博士後期課程(博士課程)および5年一貫制博士課程(修士課程2年+博士課程3年)にも多くの学生が進学して研究を積極的にやれるように,研究環境,勉学環境,厚生環境を最新設備で整えています。
ブルーとホワイトを基調として,それに木肌のぬくもりを加えた,デザイン性に飛んだ環境で快適に過ごせる新しい研究室のマイ・スタイルを目指しています。
国際会議を含めた学会発表や論文発表を活発にしかも自発的に行えるような環境もハードとソフトの両面から整えています。
そのため,研究室が扱っている専門性からだけでなく,学生への信頼も高いことから多くの企業から積極的な勧誘があっています。